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つぶやき44

「ルイ・ヴィトンとジャポニズム」

「ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅」というすごい題の展覧会を 観に、
六本木ヒルズの森ア−ツセンターギャラリーへ行ってきた。
「日本人はヴィトン好きだし、最終日だからさぞかし混んでいるのでは・・・」
と思っていたが、全然空いていた。じっくり観れてよかったけど。

スイスの国境に近いフランスのジュラ地方に生まれ育ったルイ・ヴィトンは
14歳の時に1年かけて徒歩でパリに出て(これってすごくない?)
その後、旅行鞄専門の店を開く。
タイタニック号から引き上げられたヴィトンの トランクから出てきた帽子が
濡れていなかったのは有名な話だとか。
スペアタイヤ専用の鞄や、机が内蔵されているトランク、
ベッドが内蔵されているトランクなど、ユニークでおもしろかった。
なかでも驚いたのは、ヴィトンの柄として有名な「モノグラム」は
かなり日本の影響を受けていたらしいという事実。
モノグラム柄ができるまでの彼に影響を与えたいろいろなモチーフが 展示、説明されていて、
その中の日本の「長持」は たくさんの家紋がちりばめられているというデザインなんだけど、
それはまさに「モノグラム柄そのもの!」といったかんじで、
「な〜るほど!」と目からウロコ。
日本人があの柄を好きなのはしょうがないね〜!ともう納得しちゃった。
だから村上隆氏とのコラボレ−ションも間違ってないんだな。

そうはいってもヴィトンをすごく欲しいとは思わないんだけどね。

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2005/03/22掲載 (C)タケイ・E・サカエ2005