「今日のおいしいもの１３」
母と吉祥寺でランチ。
「遅くなっちゃったけど誕生日のお祝いに、なんでも好きなもの御馳走するわよ！」
「じゃあ、玄米」
「えー、だったら家にくればいいのに・・・・！」
実家は昔から玄米食。わたしは小学生の頃から玄米を食べて育った。
お弁当も玄米。遠足も玄米。カレーも玄米。ときどき七部搗き。
子供の頃はそれが嫌で嫌で、白米食べている友達がうらやましくてしょうがなかった。
真っ白なお米のお弁当に憧れていた。真っ白なおにぎりに、かぶりつきたかった。
ぴかぴか光った真っ白なお米でお茶漬けを食べてみたかった。
玄米は「一口百噛み」と言われるぐらい消化が悪いから、お茶漬けなんてもってのほかだったのだ。
ところが、そんなに憧れていた白米に、案外執着がないということに気がついたのは結婚してから。
普段食べていなかったから、別になくても全然構わなかったのだ。
夫も米を好んで食べる人ではないので、わたしたちにとって米騒動は、よくわからない騒動だった。
どうやら玄米はわたしの中で「おふくろの味化」したらしく、疲れた時や、ほっとしたい時に食べたくなる。
今回も年末に入り、ずーっと「おいしいもの漬け」な胃袋を少し休ませ、初心に帰りたいと選んだのだ。
少しがっかりしている母と自然食の店「もんくすふーず」へ。
日替わりの定食を頼んだ。
母と２人で一口百噛みして玄米を食べました。
日替わり定食で栄養補給！合い言葉は「一口百噛み！」
母のお手製天然酵母パンをもらう。しっとりモチモチとてもおいしかった。